今回一押しとして紹介したいのは、戦争劇画のビッグネームである小林源文先生のオリジナルレーベル「GENBUNMAGAZINE」から刊行された、『ハッピータイガー ー倒福の伝説ー』です。
満蒙国境地帯のひとつ、ノモンハンにて進出するソ連軍を押し留めようと奮戦する主人公、帝国陸軍少尉の川島は、落後していたところをモンゴルの遊牧民に拾われ一命を取り留める。
その後、遊牧民の家族に交わり親交を深めていた川島の元へ、何の皮肉か敵国ソ連軍の徴兵令がかかる。
遊牧民の家族を守るために、バートルとして敵軍へと志願した川島を待ち受けていたのは、モスクワの門前に迫った盟邦ドイツ軍であった。
突撃の末に陥った激しい白兵戦の中で、川島は一人のドイツ兵、ハンス・ゾーレッツSS軍曹の命を助ける。これが、川島を数奇な戦いに巻き込む出会いとも知らずに。
第二次大戦、一人の日本人がタイガー戦車の牙となった、小林源文先生珠玉の一作。